美容師・ヘアスタイリストとして働くことのメリットとは

 

美容師さんはかっこいい、おしゃれ、という漠然としたイメージはあるかもしれませんが、職業としての「美容師」「ヘアスタイリスト」というと、どういう面が良いのか具体的には思いつかないという方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、美容師として働くことのメリットや知っておきたい注意点をご紹介します。

将来美容師として働きたいと考えている方は是非参考にしてみてくださいね。

 

技術が自分の財産になる

美容師は練習した分、接客した分全てが自分の技術として財産になります。

毎日の営業の積み重ねが自分の技術と経験になっていくのです。

 

お客様の要望をお聞きし、髪質や髪の生え方を見ながら最適なヘアデザインを提案する。
これは経験と技術力を要します。
日々の積み重ねがお客様の満足度に繋がるのです。

 

また、担当しているお客さまとの付き合いが長くなってくると、お客様の人生の節目のなるイベントに関わることもできます。
成人式、卒業式、結婚式など、お客様と自分双方の成長が感じられることは喜ばしいことです。

 

このように日々積み重ねた経験や技術は自分のものとなりますので、一度美容師の仕事をお休みしたり、他の地域に引っ越したとしても、その技術を持って再び働くことも可能です。

 

技術職は将来働く場所が変わった場合にも有利になるため大きなメリットだと言えるでしょう。

 

技術向上にゴールがなく高い目標で仕事ができる

美容の世界では毎年のように新しい商材や技術が発表されています。
新しい技術と新しいトレンドがどんどん生まれるので、ヘアスタイリストにはゴールはありません。

 

ヘアスタイリストはお客様の要望にプラスしてトレンド感を意識したスタイルを提案することが大切です。
そのためには、業界の最新の情報をチェックしたり、外部勉強会に参加するなど、積極的にトレンドや技術、商品知識を得ていく必要があります。

 

常に高い目標を持って仕事をしたいと考えている方にとっては、美容師の仕事はやりがいのある仕事だと言えるのではないでしょうか。

 

お客さまから直接感謝の言葉をいただける

お客様の要望をお聞きし、自分でヘアスタイルをデザインして、お客様に喜んでいただけた時、美容師として最大の喜びを感じることができます。

 

美容室では指名制度があるのが一般的ですので、再来店のお客さまから指名をいただけたり、「○○さんじゃないと」と言っていただけるなど、お客さまから支持されていると感じた時には大きなやりがいを感じることができます。

 

頑張った分収入に結びつく

多くの美容室では歩合制を導入しています。
指名のお客様が増えればその分歩合給が増え、収入に繋がります。

 

お客様に合うスタイルをしっかりと提案していけば信頼を得ることができ、自然と客単価アップにも繋がっていきます。

 

髪質に合うシャンプーやトリートメントを適切におすすめしていくことで店販商品の売り上げにも繋がり、さらなる売上アップも見込めます。

 

さらに、店舗の運営に関わるポジションになると手当が出る美容室もあり、売上以外の面でも評価される仕組みになっています。

 

カラーリストなど専門職として働く道もある

これはサロンにもよりますが、カラーリストやセラピストとしてサロン内の専門職として活躍することもできます。

 

カラーリストはヘアカラーのプロフェッショナルとして、お客様の好みや髪質からぴったりの色にカラーリングをします。
特に大人世代のお客様は白髪染めのために1ヶ月半程度～2ヶ月程度の周期で来店されることが多いため、安定して稼ぐカラーリストも存在します。

 

ヘッドスパを実施している美容室では専門のセラピストとして、お客様に癒しの時間を提供することができます。

 

このように、ヘアスタイリスト以外の分野で専門職として働いていくことも可能ですので、自分の得意な分野に応じて専門とする分野を選択していくと良いでしょう。

 

キャリアップの選択肢が広い

一般的に美容師は、美容室に就職してアシスタントからヘアスタイリストを目指していきますが、その後のキャリアアップの選択肢が広いのが美容師という職業の特徴です。

 

トップスタイリストとして十分に活躍したのち、店長としてお店の運営に関わったり、独立して自分のお店を持ったり、最近ではフリーランスとして個人で活動しているヘアスタイリストも増えています。

 

美容室によっては会社に1つの店舗を任され、グループ会社のオーナーとして店舗を運営できる会社もあります。

 

ヘアスタイリストとしてのキャリアパスにはさまざまな道がありますので、自分に合った方法で働くことができます。

 

産休・育休後も働きやすい

美容室では産休・育休明けの方も多く働いています。
時短勤務やパートタイマーなどの勤務体系も充実しているので、一度職場から離れても復帰しやすい環境です。

 

これまで積み上げてきた技術力や経験を活かして、子どもが手を離れたらフルタイムで本格的に働いたり、家事と両立するために時間を調節して働いたりと、ライフスタイルに合わせて働き方を選ぶことができます。

 

自分のタイプに合ったサロンで働くことも大切

ヘアスタイリスト、美容師として働くメリットをご紹介しましたが、多くのメリットを得るには自分に合ったサロンで働くことも大切です。

 

美容室には大型サロンから個人店まであり、また駅前に立地するサロンから住宅街に展開しているサロンもあります。
自分にとってどんなサロンが合っているのかよく見極めることも大切です。

 

大型店は研修制度や福利厚生が整っていたり、求人そのものも多い傾向があります。
マニュアルも整っているので、着実に成長をしていくことができます。

 

一方で、小型店はアットホームな雰囲気で自分のペースで仕事をすることができます。
任される仕事の範囲も広く、店内のさまざまな仕事を担当することが多くあります。

 

美容師はやりがいのある仕事

美容師、ヘアスタイリストの仕事はさまざまなメリットのある仕事です。
特に美容師免許は一生の資格ですので、技術は自分のスキルとなり、努力が結果になりやすい職業です。

 

もちろん大変なこともありますが、多くのお客さまとの出会いも多い美容師の仕事は充実感や人生の豊かさを感じることができる仕事であると言えるでしょう。