ヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストの違いとは
ファッション関連の仕事にはさまざまなものがありますが、ヘアスタイリストと密接な関係にあるのがヘアメイクアップアーティストです。
この記事ではヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストの違い、関係性について見ていきたいと思います。
ヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストの関係
ヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストの違い
ヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストにはどのような違いがあるのでしょうか。
最も大きく異なるのはヘアスタイリストが髪の毛をカットしたりカラーリングするのに対し、ヘアメイクアップアーティストはお化粧やヘアセットを行います。
主にヘアスタイリストは前日までの準備としてヘアスタイルをデザインする、ヘアメイクアップアーティストは当日のメイクやヘアセットをする、というイメージです。
クライアントのニーズに合わせて協力して仕事をする
ヘアメイクアップアーティストとヘアスタイリストはまったく別の場所で仕事をしているように思われるかもしれませんが、実は違います。
クライアントのニーズやイメージに合わせてヘアメイクを表現するために、雑誌やテレビ、CMの撮影などを協力して行います。
例えば、撮影のためにヘアスタイリストが事前に指定されたイメージのヘアカラーで髪を染めたりカットをし、当日ヘアメイクアップアーティストがヘアメイクして仕上げるなど、双方で連携して1つの仕事をしていることも多くあります。
また、美容師の仕事がメインでありながらヘアメイクの仕事もする人や、ヘアメイクの仕事がメインでありながらモデルの撮影前は美容室で撮影の準備としてモデルの髪をカットもする人もおり、両方の仕事を行っている人も多くいます。
ヘアスタイリストの仕事
ヘアスタイリストはお客さまのニーズに合わせてヘアスタイルをデザインする仕事です。
希望のヘアスタイルを実現するだけでなく、骨格をカバーしたヘアスタイルや、髪や顔周りのお悩みを解消するヘアスタイルを作ったり、お客さま自身でもセットできる再現性の高いヘアスタイルにすることもヘアスタイリストの重要な役割です。
また、ご希望に合わせてパーマやカラーリングをしたり、ヘアケアのためにトリートメントなどをします。
髪に関するスペシャリストですので、毛髪に関する深い知識を持っており、ヘアケア、トレンド、ニーズのすべてを備えたヘアスタイルを作ります。
お客さまとの何気ない会話からニーズを引き出したり、お客さまの予定に合わせて施術を終わらせる手際の良さが求められます。
ヘアスタイリストの活躍の場
美容室
フリーランスとして活動しているヘアスタイリストもいますが、多くの美容師は美容室に所属しています。
美容学校を卒業したあと、美容室に就職し、アシスタントとして修業を積んだあとにヘアスタイリストとしてデビューするのが一般的なルートです。
ヘアスタイリストになると来店したお客さまにカウンセリングを行い、カットやカラー、パーマなどで希望のヘアスタイルをデザインします。
雑誌などのメディア
ヘアスタイリストがヘアメイクの仕事をすることもあります。
美容室でヘアメイクをすることもありますが、雑誌や広告などの媒体用にモデルさんやタレントさんのヘアメイクを行うこともあります。
ヘアメイクアップアーティストの仕事
ヘアメイクアップアーティストは、クライアントが求めるイメージをヘアアレンジやメイクで形にします。
ヘアメイクをする相手はモデルやタレント、著名人のほか、花嫁や写真撮影をする方、七五三などのお子さまなど、一般の方も対象となります。
いずれにせよ、特別なシーンのためのヘアメイクとなりますので、衣装に合ったデザインであることはもちろん、お客さまのニーズに合っていることも重要です。
また、場合によってはアクセサリーやネイルなど、も含めてトータルの演出力を求められることもあり、ヘアアレンジの常識を超えたアイデアが必要な場合もあります。
イメージに合わせてヘアメイクを作る表現力やセンス、また時間内にヘアメイクを完成させる手際の良さや手先の器用さが求められます。
ヘアメイクアップアーティストの活躍の場
ヘアメイクアップアーティストの活躍の場は多岐に渡ります。
雑誌・テレビなどのメディア
ヘアメイクアップアーティストの華やかな仕事の場といえばテレビ、映画、雑誌、CMなどメディア媒体でのヘアメイクの仕事。
多くの場合、フリーランスやヘアメイク事務所が仕事を請け負い、現場でヘアメイクを行います。
衣装を用意するスタイリストと協力してヘアメイクを作り上げていきます。
化粧品メーカー
化粧品メーカーでアーティスト部門に所属してデパートや百貨店の店頭でお客さまにメイクをしたり、コスメの紹介や販売を行います。
キャリアを積むとコスメ売り場のイベントでマイクで解説をしながらモデルのメイクをするなど、活躍の幅を広げることができます。
結婚式場・写真館
結婚式場や写真館もヘアメイクアップアーティストの活躍の場です。
お客さまの一生に一度の晴れ舞台をサポートします。
お客さまの理想のメイクやヘアスタイルなどがあれば、それを実現するのもヘアメイクアップアーティストの仕事。
着物の着付けを行うこともあります。
ファッションの世界には多彩な仕事がある
ヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストの違いや仕事内容について解説しました。
ヘアスタイリストとヘアメイクアップアーティストのほかにもファッションの世界には多くの仕事があり、連携して仕事をしています。
スタイリストや、ネイリスト、アイリスト、エステティシャンなどお客さまのスタイルを直接デザインする仕事のほか、化粧品売り場のビューティーアドバイザーや洋服や靴の販売員など、お客さまが購入する商品を提案して販売する仕事もあります。
ヘアスタイリストもファッション業界全体を見ながら仕事をするとヘアスタイルの提案力がグンと伸びる効果が期待できます。
ファッショ雑誌やファッション関連のニュースをこまめにチェックしたり、街を積極的に歩いてショップに並ぶ洋服や人々のファッションに目を向けるのも、美容師の大切な仕事の1つと言えるでしょう。
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