ヘアスタイリストになるには?美容師に必要な資格・デビューとは
ヘアスタイリストはお客様の要望や骨格、雰囲気にあったヘアスタイルを提案し、デザインする仕事です。
ヘアスタイリストになるには美容師免許を取得し、アシスタントとして働きながらヘアサロンで一定の技術水準をクリアすることでデビューすることができます。
この記事では、美容師として働くために必要な資格、スタイリストとしてデビューするまでの道のりをご紹介します。
美容師として働くためには美容師免許が必要
美容師として働くためには国家試験の美容師免許が必要です。
まずは美容師免許を取得するために必要なことを確認していきましょう。
美容師免許の取得は国家試験に合格して免許申請が必要
美容師免許は国家資格です。
美容師として働くためには国家試験に合格し、免許申請を経て、美容師名簿に登録されることで美容師として働くことができます。
美容師免許国家試験は年に2回開催され、実施しているのは厚生労働大臣が指定する公益財団法人理容師美容師試験研修センターです。
美容師を目指す場合はまずは試験の概要と免許申請方法を確認しておきましょう。
美容師国家試験の受験には美容師養成施設の卒業が必要
美容師国家試験の受験にはまず受験資格を得なければなりません。
受験資格は厚生労働大臣が指定する美容専門学校で学び、卒業することです。
美容専門学校への入学条件は高校卒業者で、美容学校で学ぶ期間は
・昼間課程・夜間課程…2年以上
・通信課程…3年以上
となります。
筆記試験では美容師の必要な知識を問われる
筆記試験の出題科目は
・関係法規・制度及び運営管理
・衛生管理
・保健(体の構造及び機能、皮膚科学)
・香粧品化学
・文化論および技術理論
です。
55問中60%以上の正解で合格となります。
ただし、無得点の科目が1つ以上あると不合格となります。
実技試験では美容師に必要な技術をチェックされる
実技試験では
①衛生上の取扱試験
②基礎的技術試験
が行われます。
実技試験は減点方式で、それぞれの合格基準は
①衛生上の取扱試験では減点が20点以下
②基礎技術試験の第1課題で減点が30点以下、第2課題で減点が30点以下
となります。
②の基礎技術試験の内容は
第1課題が「カッティング」、第2課題がオールウェーブセッティング、ワインディングのいずれか」
となります。
第1課題のカッティングは事前にモデルウィッグの審査があり、カッティングの準備時間が7分、カッティング試験が20分と指定されています。
1分間のモデルウィッグの顔の拭き取り後に仕上がり審査に移ります。
第二課題も事前にモデルウィッグの審査があり、7分間の準備時間の後、25分間のオールウェーブセッティング(またはワインディング)試験を行います。
1分間のモデルウィッグの顔の拭き取り後に仕上がり審査に移ります。
ヘアスタイリストとしてデビューするには
美容師免許を無事取得し、美容室に就職して、すぐにお客様の髪をカットできるわけではありません。
最初はアシスタントとして仕事や技術、接客を学びながら一定の技術を習得したことを認められたらスタイリストデビューとなります。
スタイリストデビューまでの期間の目安
美容室に就職して、スタイリストデビューするまでの期間はサロンによって大きく異なりますが、一般的に2年程度~3年程度と言われています。
就職からどれくらいの期間でスタイリストにステップアップできるかというのはサロンの考え方によって異なり、「1年でデビューさせます」というサロンもあれば「最低でも2年はしっかりと技術を学んでから」というサロンもあります。
早くデビューできるのは一見チャンスが広がっているように見えるかもしれませんが、一概にはそうとは言えません。
美容室がお客様に提供する技術を高いものにするため、またお客様に信頼のおけるサービスをするためにしっかりと養成期間を設け、一定のレベルになるまでしっかりと勉強をする、という考え方のサロンもあります。
サロンのブランド戦略によっても変わってきますので面接や会社説明会の際にはデビューまでの目安は聞いておいた方が良いでしょう。
スタイリスト試験に合格したらデビューできるのが一般的
多くのヘアサロンでは、スタイリストデビューのためには社内試験に合格することを条件としています。
試験の内容はサロンによって異なります。
社内講習の後技術の小テストを行い、日々の小テストで一定レベルに達した人がスタイリスト試験に挑戦できる、というサロンもあります。
スタイリスト試験への挑戦条件なども会社説明会で聞いておくと良いですよ。
アシスタントの仕事をきちんとこなすことがスタイリストへの第一歩
アシスタントの業務は多岐に渡ります。
営業で使う道具の準備、洗い物、清掃などの業務のほか、予約のお客様の受付、マッサージ、カラーやパーマ、ドライの補助、シャンプーなどの接客業務もあります。
最初は簡単な仕事から習得していき、次第に接客を含む業務を任されていくことになります。
アシスタントは日々の業務に加えて個人での練習や店内講習会など、さまざまなことをこなさなければなりません。
慣れるまでは大変かもしれませんが、アシスタントが行う業務はスタイリストになった後も仕上がりやお客様の満足度に繋がる重要な仕事がたくさんありますので、しっかりとアシスタント業務をこなせるようにしていくことが大切です。
ヘアスタイリストになった後の道のり
美容師を目指している方にとってはヘアスタイリストになることが1つの目標でしょう。
しかし、スタイリストになってからが本当のスタートです。
お店でのスタイリストとしての業務はもちろん、後輩の指導や教育の業務も増えていきます。
その後店長としてお店を任されたり、独立して自分の店を開業したり、フリーランスとして活動するなど、働き方を選択してくことも可能です。
ヘアスタイリストになる夢を実現させるためには美容師免許の取得が第一歩
美容師になる夢を実現させるためには、まず美容師養成学校を卒業し、国家試験を受験して美容師免許を取得することが第一歩となります。
ヘアサロンに就職した後は営業中の業務をこなしながらヘアスタイリストを目指していくことになります。
スタイリストデビューのための技術習得の中で分からないことがあったら積極的に先輩に質問して疑問点を解消していくことがデビューに近づくためにも大切です。
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住所:〒500-8833 岐阜県岐阜市神田町6-3 エムテック神田町ビル1F
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